1202 APP

まず、ドライブで便利なのが「道の駅ナビ」(85円)では無いでしょうか。免許取り立てのドライブでは高速道路利用よりもゆっくり流れる国道利用の方がストレスが少なく、運転技術も向上します。道の駅は国道や県道脇に設けられている一種のドライブインで、大きな駐車場やトイレが用意され、現地の土産物や産品を買うことができます。また、地場の食材を使った食事もできるところが少なくありません。温泉の出るところでは足湯や日帰り入浴も可能です。「道の駅ナビ」はデータが「道の駅連絡会」とリンクされており大変詳細なデータが表示されます。例えば静岡県の「川根温泉」をタップすると施設一覧がアイコンで表示され、温泉があることや食事スポットのあること、お茶の手もみ体験ができることも判ります。 休館日や問い合わせ先が表示されtwitterでつぶやいたり、友人にメール送信も可能です。
次にご紹介したいのが「Arrow Navi 矢印ナビ」(無料)です。これはカーナビの一種なのですが、実に単純なナビで目的地から現在地をゴムヒモでつないだようなイメージのナビです。詳細に曲がり角や道路を指示するのではなく、大まかな方向と距離を常に示しています。したがって寄り道をしたり回り道をしても柔軟に対応してくれます。ゆるいドライブには最適なアプリと言えそうです。また、バイクや自転車のように小回りの利く移動体にも向いています。
ドライブをしたり車を所有すると気になるのが燃費です。車を所有する方に便利なのが「Drive Mate Fuel」(170円)というアプリです。これは複数の車の燃費や費用を管理するアプリで記録したデータをグラフや表などで視覚的に確認できます。オイルやタイアの交換時期、高速道路料金の管理も可能です。表示される燃費計の針を指で動かせばそれまでに蓄積したデータから航続可能距離の計算をするという面白い工夫もあります。
さて、運転する時に気になるのが自分の運転技術、とくにエコドライブの技術です。アクセルのオンオフやブレーキの踏み方次第で、自車のエコ性能は大きく変わります。「E1グランプリ」(無料)はiPhoneに搭載された加速度センサーやGPSを利用して運転時の挙動を記録し、燃費や運転技術を評価してくれます。ネットと接続して燃費を節約しながら「アバター」(仮想の植物)を育てることも可能です。なかなか奥の深いアプリと言えます。
最後になりましたが教習中の方に役立ちそうなのが「Try運転免許」(250円)です。古庄自動車学校のサイトでも練習問題を提供しておりますがスマートフォンでチョットした暇に問題を解くことは大変学習効果があります。
1201 Jダンパー

大きな突き上げがあるとスプリングが圧縮され突き上げる力を吸収します。路面の凹みにはまったときにはタイアをスプリングが吊り上げる挙動をします。しかし、スプリングの伸び縮みを適正に制御しないと不要な振動を起きてしまい、フラフラのサスペンションになってしまいます。これを制御しているのが油圧ダンパーです。筒状のケース内部には油性の液体が封入されており、中心軸に筒の内部を褶動するオリフィスという円盤状の仕切り盤が取り付けられています。オリフィスには小さな穴がたくさん開いており、この穴を通して油性の液体が移動することで抵抗力(粘性抵抗)を発生させスプリング伸縮の制御を行なっています。ラリー走行のような連続する激しい振動を受けた場合には油性の液体がオリフィスを通過する際に発熱し、沸騰してしまうこともあります。
シビアな走行条件のF1などではサスペンションのセッティング次第でタイム差が大きく開いてしまいます。セッティングはコイルスプリングの硬さと、油圧ダンパーのオイル粘度やオリフィス穴の径を変えて調節しますが、サスセッティングにはさまざまなトレードオフ関係があり、この調整が勝負の分かれ目になることもあります。
このような油圧ダンパーの欠点を補うものとしてJダンパーが開発されました。「J」にはことさら意味はなく、単なる開発記号で、正式には「イナーター」と呼ばれます。基になったアイデアはケンブリッジ大学のマルコム・スミス教授が1997年に発明し、2005年にF1マクラーレンチームが初めて実用化しました(写真はフェラーリF10に搭載された「イナーター」。
作動原理はきわめて簡単でスミス教授も当初は誰か既に発明している程度のアイデアと考えていたようです。要するにオイルによる粘性抵抗の代わりにギアとフライホイール(重り)を利用して外部入力を吸収するシステムです。外部入力はダンパーの軸を押したり引いたりしますが、これがギアを介して回転力に変換され、回転力はフライホイールを回すことで吸収されます。急激な外部入力はクラッチ機構で吸収します。これらによってF1マシンは高いグリップ力を発揮することができます。
画期的発明と言われるイナーターは今後乗用車やトラックに使われると思いますが、もう少し原理を詰めると発電機構などを組み込んだ回生ダンパーなどが出てきそうです。